ピルの注意事項

ピルユーザーになったら注意すること

ピルの避妊メカニズムを見るとわかるように、ピルを飲むことによって体内のホルモンバランスに変化が起きます。実際は「妊娠していないのだけれど妊娠しているのと同じ状態」になり、この状態をキープすることで高い避妊効果も維持できます。

そのためには、ピルの「正しい飲み方」を知って、日々服用し忘れることなく、きちんと飲み続けることが大切です。正しい飲み方といっても特別難しいことはなく、まず第一に「毎日同じ時刻に飲む」という約束を守ることです。

ピルを飲み始めるに当たり、自分のライフスタイルに合わせ、飲み忘れの起きにくそうな時間帯を選びます。一定の時刻に飲むのは、血中のホルモン濃度を保つためです。

どうしても忘れがちで自信が無いという人は、起きぬけに服用できるように前の晩からベッドサイドに用意しておいたり、目覚まし時計や携帯アラームを活用するという方法もよいでしょう。

万一飲み忘れてしまった場合には、飲み忘れてから経過した時間によって正しい対処法を取れば大丈夫です。

  1. 飲み忘れてから24時間以内の場合:すぐに飲み忘れたぶんの1錠を飲みます。そして、次の「いつもの服用時間」が来たらいつものように服用し、翌日以降もまた同じように服用を続けていきます。
  2. 飲み忘れてからちょうど24時間:すぐに2錠をまとめて飲みます。次の「いつもの服用時間」以降、同じように飲み続けます。
  3. 飲み忘れてから24時間以上経過:避妊効果は期待できない状態になっています。あくまでも避妊目的でピルを飲んでいる場合は、すぐにピルを中断して他の避妊法に切り替えます。次の月経が来たら新たなシートを飲み始めますが、飲み始め1週間は必ず他の避妊法と併用します。服用目的が避妊でない場合は、2.と同じ対処法で大丈夫です。

また、ピルは水無しで飲んでもそのまま飲んでも構いませんが、グレープフルーツジュースはピルの副作用を強めてしまう作用を持っているので、水代わりに用いるのはやめましょう。

またあまり一般的ではありませんが、「セントジョーンズワット」や「チェストベリー」を含むジュースはピルの効果を弱めてしまいます。ピル服用中は、これらの摂取も避けてください。

副作用のところでも述べた「血栓症」については、喫煙によって発症リスクも死亡率も上昇してしまいます。血栓症については加齢に伴なってリスクが増える傾向もあるので、早めの禁煙をおススメします。

今や老若男女に関わらず禁煙が推奨される時代ですが、基本的に「ピルを飲むならタバコはやめる」のがベストです。

また、医師からの処方時に確認することではありますが、飲み合わせが禁忌になっている薬もあります。薬の種類や量をコントロールするなど、主治医としっかり相談して納得のいくスタートを切ることが大切です。

<ピルと飲み合わせの悪い内服薬の例>
・ピルによって効果が薄れてしまう薬:降圧剤、血糖降下剤など
・ピルによって効果が増強する薬:三環形抗うつ剤、抗パーキンソン薬、降圧剤、抗がん剤など


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